夏に限らず、家で麦茶を作って冷蔵庫に常備している家庭は結構あると思います。
しかし、その賞味期限を知っていますか?
いつ作ったか分からない麦茶、実はとっても危険です!
そして麦茶の作り方によっても賞味期限は変わってくるんです!
自家製麦茶の消費期限と賞味期限
賞味期限は美味しく飲める期限、消費期限は安全に飲める期限です。
麦茶の賞味期限はイコール消費期限と考えていただいてOKです。
・お湯で煮出した麦茶・・・冷蔵庫で2日
お湯で煮出して作った麦茶の場合、長く美味しく飲むポイントは作った後に素早く冷やす事。
熱いまま常温で放置すると菌の繁殖につながります。
また、ティーバックはお茶が出たら取り出してください。
入れっぱなしにするとティーパックの葉っぱから腐敗する原因になります。
・水出しの麦茶・・・冷蔵庫で3日
ただし、この場合の水は水道水を指します。
ミネラルウォーターや浄水、一度沸騰させて冷ました水などで作った場合は2日を目途に飲み切りましょう。
水道水で自家製水出し麦茶を作ると長持ちする理由
煮出した麦茶やミネラルウォーターで作った水出し麦茶に比べて、水道水の水出し麦茶が長持ちするのには理由があります。
それは水道水に含まれるカルキ成分。
一般的にカルキと呼ばれている浄水中の物質は、殺菌のためにわざと注入している次亜塩素酸ソーダ中の塩素と原水中に含まれるアンモニア性窒素とが化学反応を起こして発せられる臭いの総称。
人体に害の無い濃度で注入されており安心して飲むことができます。
これらの含まれないミネラルウォーター等と比べると多少の臭いがありますが、この臭いは殺菌をおこなった安全な水の証です。
このカルキを含む水道水はとても安全で殺菌性もあり、カルキ等の添加されていないミネラルウォーターよりも菌が繁殖しにくく長持ちします。
日本の水は世界で見てもトップクラスに安全で美味しい水なんです。
多少の臭いも麦茶にすればあまり気になりませんので、ぜひ水道水で水出し麦茶を作ってみてください!
自家製麦茶の注意点
・常温に出しっぱなしにしない
とくに夏場は30℃を超えることもある気温の中に麦茶を出しっぱなしは危険です。
冷蔵庫で冷やした麦茶を常温放置すると温度差で腐りやすくもなります。
飲むときだけ出して、常温放置はしないようにしましょう。
・容器に直接口をつけて飲まない
麦茶の容器から直接飲む人は少ないと思いますが念のため。
飲みかけペットボトルを一日放置すると2万7千個以上の細菌が検出されたという実験結果もあります。
想像するより涎は雑菌まみれです。
飲むときはコップに移して飲みましょう。
もちろん飲みかけの麦茶が勿体ないからと容器に戻すのもNGです!
・麦茶の容器は毎回きちんと洗う
入ってたのどうせ麦茶だし。。。と軽い水洗いで済ませている人、危険です!
容器も保存環境も、完全に無菌状態にできない以上菌は繁殖します。
作るたびに容器は綺麗に洗いましょう。
毎回とは言いませんが週に一度は容器を煮沸消毒するとなお良いですね。
この麦茶腐ってる?変化は
麦茶が腐った時の変化
・ほこりっぽい浮遊物がある(カビ)
・とろみが出ている
・臭いがおかしい
・酸っぱい味がする
目に見えて分かるのは浮遊物ですね。
この場合は絶対に飲まないようにしましょう。
またニオイや味もおかしいと感じたら飲むのを控えて下さい。
人間の身体は自然と腐ったものに拒否反応が出ます。
何か変だと感じたらそれは腐っている可能性が高いです。
より安全に麦茶を保存するならガラス容器!
自家製麦茶の容器はガラス製ですか?プラスチック製ですか?
これから買う方、買い替えを検討している方は是非、ガラス製を選んでください!
理由は3つ
①プラスチック製は洗う時などに細かい傷ができやすく、そこに細菌が繁殖しやすくなる。
②プラスチック製は煮沸消毒できない物がほとんど。(ガラス製は煮沸消毒できてより安全)
③ガラス製容器はニオイが付きにくい。(プラスチック臭がつかない)
①に関しては、一年程度で容器を買い替えるならプラスチック製でもアリですが、やはり②や③を考えると圧倒的にガラス製がオススメ。
特に麦茶容器は長い形で洗いにくく、定期的に煮沸消毒できるガラス製は衛生面でも安心です!
③のプラスチック臭では特に煮出し麦茶の場合、熱いお湯を容器に入れると独特のニオイがしませんか?
ガラス製品はニオイが付きにくく、より美味しく麦茶を楽しむことができます☆
|
|
コメント