黄砂アレルギーの症状と対策 花粉症と似て否なるその恐ろしさ

病気
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日本国民の約4分の1がスギ花粉症に悩むこの時期。
少し遅れて黄砂舞う季節もやってきました。
花粉症より実は恐ろしい「黄砂アレルギー」とは?
たかが砂だと甘く見てると大変な事になりますよ!!

黄砂とは

「中国大陸の砂漠や黄土高原などで風によって数千メートルの高度にまで巻き上がった土壌・鉱物粒子が偏西風に乗って日本に飛来し、大気中に浮遊あるいは降下する現象。」
これだけ聞くと「なんだ、ただの砂か」と思ってしまいがちですが大間違い!!
砂は軽いもの(粒子の小さい物)程遠くまで風に乗ってくるため、
日本に飛来する黄砂の粒子の大きさは約0.004mm。
この大きさはスギ花粉の大きさの約8分の1。とっても小さい粒子なのです。
なので花粉症用のマスクなんかでは太刀打ちできません。
しかも黄砂の主成分は「二酸化ケイ素」と呼ばれる物質なのですが、
日本に飛来するまでの間に大気中の汚染物質や細菌、カビ等が表面に付着ています。
つまり黄砂は「とても粒子の細かい汚い砂」なのです!!
ちなみに黄砂は一年中飛来していますが、偏西風が強くなる春の時期に最も多く観測されます。

黄砂アレルギー?その症状は

黄砂そのものはアレルギー物質ではないのですが、黄砂に付着した様々な有害物質が
炎症を引き起こします。この状態を黄砂アレルギーと呼びます。

黄砂が原因で引き起こされる主な症状は次の通り
☆咳・くしゃみ・鼻水
☆喉の痛み
☆頭痛
☆発熱
☆肺炎及び気管支炎
☆皮膚の炎症(かゆみ・湿疹)

くしゃみや鼻水など花粉症と似通った症状も多いですね。
あなたのその鼻水やくしゃみももしかしたら花粉症ではなくて黄砂が原因かもしれません!!
また、小さい粒子である黄砂が肺に付着すると、黄砂に含まれる汚染物質等が長期間に渡り血液に流れ込んでしまうことも!!
そうなると黄砂を吸引してから一ヶ月以上たってもその悪影響は続き、頭痛や疲労感、免疫力の低下など様々な症状が現れます。
全くもって迷惑極まりない話ですが、個人で対策するほか仕方がありません。

黄砂への対策

黄砂が目に入るとこすってしまうかもしれませんが絶対にしてはいけません!!
黄砂の粒子は形がギザギザなので、目をこすると角膜に傷がつき
その傷から黄砂に付着している細菌等が入り込み細菌性結膜炎を引き起こす可能性があります。
目に黄砂が入った場合は優しく綺麗な水で洗い流して下さい。
外から室内に入る際は服についた黄砂を払い落とし、手洗いうがいをしましょう。
洗濯物も黄砂が酷い場合は室内に干すように心がけてください。
また、黄砂はとても粒子が細かいので目の荒いマスクですと意味がありません
マスクはウィルスなどの予防に使う目の細かい物にしましょう!!
マスクのパッケージにウィルス用と書かれているものが良いです。

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黄砂が最も酷い時期は3月~5月とされています。
気象庁のホームページでは黄砂の発生状況なども随時更新されているので参考に見てみるのも便利ですよ。
黄砂アレルギーと戦うために黄砂についてよく知り、正しい対処をしましょう!!

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